守備編 サードの守備
サードの守備
サードは、セカンドやショートほど走り回ることはないですが、一塁までの距離が遠いので、肩が強いことが条件になります。
走り回ることはないにしても、サード前のゆるいゴロにはダッシュをしなければいけないので、瞬発力も必要になってきます。
また、どのポジションよりも打球が早いので、ボールを怖がらず、体で止めることも必要になってきます。
〜サードのゴロ処理〜
サードは、右バッターの引っ張った強い打球が飛んできます。
一塁手も同様ですが、ファーストの場合は前にさえ落とせば、ベースを踏んでアウトにすることができます。
しかし、サードの場合は前に落とした後も、正確な送球が必要になってきます。
なので、しっかりと打球を止めて、しっかりと送球できる選手が必要なのです。
また、バント処理やゆるいゴロにはダッシュをして捕球します。
ショート・セカンドは前後左右の動きが要求されますが、サードでは前への動きがとても重要になってきます。
〜サードフライの範囲〜
サードフライは、ピッチャー・キャッチャー・サードの3点ラインが主にフライの範囲です。
特に、ピッチャーフライはサードが捕るようにします。
また、ファールフェンスやベンチ前のフライでは、怪我をしない為にも、右手でフェンスやベンチまでの距離を確認しながら捕球します。
骨折をすれば、長くて数ヶ月間プレーできなくなるので、怪我には十分注意しましょう。
〜けん制のベースの入り方〜
3塁けん制では、ベースの角を踏み、低い姿勢で構えます。
サードランナーの場合、ランナーはファールゾーン側に広がってリードを取ります。
(参照⇒リードの取り方)
また、一塁ほどリスクを犯してリードをすることもないので、3塁けん制でランナーを刺すことはほとんどありません。
サードへけん制を入れるのは、相手バッターの作戦を読んだり、一塁ランナーをつり出す為であったりします。
ピッチャーの方も、万が一暴投でもしてしまえば失点に繋がってしまうので、早い牽制球ではなくコントロールを重視した牽制をします。
〜盗塁のベースの入り方〜
盗塁時には、ベースを両足で挟むようにして入ります。
間違ってもキャッチャーのように、カバーをしてはいけません。
ランナーと接触をして、怪我をしてしまいます。
タッチは、ベースの手前を目掛けてします。
ランナーはベースを目掛けて滑り込んでくるので、ベースをタッチするようなイメージでやれば、自然と足にタッチが出来ます。
たまに、タッチを体(胸のあたり)にやる子がいますが、タッチをするのは”足”です。
なぜなら、ランナーが滑り込んできた場合、体よりも足の方が早くベースに到達します。
体にタッチをしてアウトだと思っていても、足がベースに付いています。
また、送球が逸れてしまった場合は、体で止める気持ちが大事です。
なぜなら、3塁の場合は後ろに逸らしただけで、失点に繋がってしまうからです。
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