ピッチング編　爪ケアの仕方

爪ケアの仕方

「爪が割れてしまう・・・」
「爪がひっかかってボールが握れない・・・」

このような相談が多いのですが、みなさん経験はあるでしょうか？

野球はボールを扱うスポーツです。
爪がひっかかって困っている選手が多いのですが、爪が傷むと投げにくくなります。
ひどく爪が割れると、ボールが握れなくなるのです。

そうなれば、当然良いボールも投げられませんので、身体を鍛えるのと同じように、爪も鍛えておく必要があるのです。

〜爪のケアの仕方〜
爪が割れる原因は爪の長さと形にあります。
なので、いつも爪に負担の掛からない”長さ”と”形”を整えておくことが大事です。

爪のケアには、爪切りではなく専用の紙やすりで削ります。

右の写真は、爪割れの相談時の状態です。
爪の乾燥と栄養不足が原因で、中指の内側が割れてしまっています。
十分に栄養を与えて、爪を強化する必要があります。

〜爪のケアのポイント〜
1.爪を丈夫にするケアで、割れない爪を育てましょう。
毎日栄養剤を塗って保湿します。
一日２回つけます。
爪を削る前に、栄養剤を塗ります。

栄養剤はネイルオイルです。
添加物、化学薬品の入っていないキューティクルオイルを選んでください。
そして、オーガニックオイルであること、薬品を使用しないで抽出された植物のオイルものを購入するのがおすすめです。
これによって、質感と浸透力に違いがでてきます。

2.紙ヤスリで爪を削る。
爪切りは使わないようにします。
３日に一回爪を削ります。
爪が引っ掛からないように丸くします。

使用している爪ヤスリは、紙製です。
うすくて、やわらかいヤスリを選びましょう。
また、ヤスリの表面がつるつるしている、目の細かいもの使用してください。
このヤスリが硬かったり、表面が荒いと、爪は裂けやすくなるので注意が必要です。

右の写真は、野球選手が自分で削ったものです。
先ほどの写真の割れた状態ものから３週間後の写真です。
乾燥がなくなり、爪の表面に厚みを感じるようになります。
ヤスリで爪を整えておくと、割れない状態が保てます。

昔、西武ライオンズにいた松坂投手にお会し、爪をみせて頂いたことがあります。
松坂投手の爪は、乾燥していませんでした。
爪の周りも滑らかに、削られていました。
それも10本の爪が、とてもきれいに整えられていました。
その翌年、アメリカ大リーグで活躍されるようになりました。

早いボールを投げるには、しっかりとボールを握ることが重要です。
爪がしっかりしていれば強く握やすくなり、より速球が投げられるようになります。
速球を投げる準備の一つが爪のケアなのです。
爪の故障がないように、今からを鍛えておきましょう。

爪栄養剤（NFP+ネイルオイル）	爪ヤスリ（NFP+専用爪やすり）

ネイルトレーナー　こやたあやこ
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