ピッチング編 ピッチング・トレーニング【1】〜腕・肘の使い方〜

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ピッチング・トレーニング【1】〜腕・肘の使い方〜

腕と肘の使い方が分からないと言うことをよく聞きます。
でも、腕・肘の使い方はそれ程難しいものではないのです。

結構、多くの人が理解に苦しんでいるのが、『肘から前に出し、しなりを利用して・・・・』ってとこだと思います。

この考え方は大正解なわけですが、頭でそう考えながら練習をすると、何となくギコチのない動きになってしまうのです。
冒頭で言ったように、腕・肘の使い方はそれ程難しいものではないのに、『肘から前に出し、しなりを利用して・・・・』って考えるから、変に難しくなってしまうのです。

なので、理屈は『肘から前に出し、しなりを利用して・・・・』って事は正しいのですが、そこにはあまり拘らずに体で理解できる方法を紹介したいと思います。

例えば、バトミントンのスマッシュを考えてみます。
バトミントンでスマッシュを打つ場合、必ずラケットの網目部分は肘よりも遅れて出てきます。
次は、サッカーのスローイングを想像します。
サッカーのスローイングではボールを両手で持ちますが、こちらも投げるときは必ずボールよりも肘が先に出てきます。

このように、サッカーのスローイングやバスケットのシュート、テニスやバトミントンのようなスマッシュなどボールが投げ出されるには、特に意識をしなくても自然と肘から前に出て、肘が伸びたところでボールが投げられるのです。

そして、これらの共通点は何かお分かりですか?
これらはすべて、肘が肩のラインよりも上にきているのです!
肘が上がっていると、自然と肘が先行して投げ出されるのです。

腕・肘の使い方

腕・肘の使い方 小さい子供で在りがちな悪い例が、”女の子投げ”と言われる、肩よりも肘が下がった投げ方です。
この”女の子投げ”では、肘を壊してしまいます。
だから、腕や肘の動かし方が分からなければ、サッカーのスローイングのように少し大き目のボールを両手で投げるようにすれば、小さい子でも簡単に理解できると思います。

ただ、サッカーやバスケットのようなシュートは距離を投げようとするものです。
その為、45°の角度でボールを放しますが、野球の場合は距離と言うよりも勢いのあるボールが要求されます。
特にピッチャーの場合は角度のあるボールが有効となるので、上へ投げるのではなく、上から下へ投げ下ろすことが大事です。
だから、その点はサッカーやバスケットの投げ方とは違うので、ここではあくまで腕や肘の使い方と言う点だけを参考にしてもらえたらと思います。

まぁこんな風にすれば、自然と肘が先に前に出てきます。
頭の中で、『肘から前に出して・・・』って考えても、逆に腕の振りが鈍くなって力の入らない投げ方になってしまうだけなのです。

で、『肘から前に出し、しなりを利用して・・・・』のもう片方の”しなりを利用して”ですが、これには腕の柔軟さが求められます。

特にピッチャーの場合は、肩周り(肩甲骨)が柔らかいほど、伸びのあるボールを投げられるようになります。
なぜ肩周りが柔らかい方が良いかというと、柔らかいだけ体の可動域が広がるからです。
可動域って言うのは、弓で言えば弦をどこまで弾けるかっていうのと似ていて、弦を大きく弾くほうが矢の威力が強いように、体が柔らかいほうが反発力が強くなるからです。
(詳細:パワーは柔軟な体から生まれる!

なので、肩周り(肩甲骨)を柔らかくして可動域を上げる事が、腕のしなりには必要なのです。

ただ、”しなり”を生む投げ方にもポイントがあります。
それは、腕にあまり力を入れずに投げることです。
腕に力が入ってしまうと、どうしても本来の柔軟さが無くなり、可動域が小さくなってしまうのです。
だからあまり腕に力を入れずに、投げる瞬間にだけ力を入れるようにして投げます。
そうすれば、柔らかく腕を使うことができます。

腕・肘の使い方では、ここまでの内容を踏まえた、腕と肘の使い方を覚える練習法を紹介します。
まず、図のように正面を向いて、足を肩幅に開きます。
そして、この足を固定した状態のままでキャッチボールをします。
体の反動や、足の動きを入れずに腕だけで投げます。
注意する点は、肩のラインよりも肘が下がってしまうと肘を壊す原因になるので、肩のラインよりも肘が下がらないようにする事です。

このようにすれば、ボールを放すタイミングや肘の位置、手首の使い方が上手くいった時はボールも力強いものになるので、本人も感覚で覚えることができます。

ここで腕・肘の使い方を覚えたら、次はピッチングに重要な体重移動について解説します。
ピッチング・トレーニング【2】体重移動

少年野球教室.com



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