ピッチング編 <ピッチャー育成法>筋トレに注意!

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<ピッチャー育成法>筋トレに注意!

先に言っておきますが、『筋トレに注意!』と言うタイトルですが、筋トレをするなと言うことじゃないです。
むしろ、逆に筋トレをしないとスピードボールは投げられませんので。
ただ、間違った筋トレをやってしまうと選手生命が終わってしまうこともあるので、そこは『注意!』です。

スピードボールを投げようと思って、腕に筋肉をモリモリ付けたところで速いボールは投げられないのです。
100の力が筋トレによって200になるかもしれません。
でも、フォームが悪かったりすれば、その力が80しか出ないと言うこともあります。
だから、ガンガン速いボールを投げるぞと思ったら、まずはフォームのチェックが第一です。
それから、どのタイミングでボールを放したら良いボールがいくのかっていう感覚を覚えることです。

だから筋トレをやるのは、今言った基礎的なことが出来てからです。
小学生の間からガンガン筋肉付けたって何もいい事ないですから。
筋トレをするなら、毎日ストレッチを行い柔軟な体を作る方がずっと有効です。
参考⇒パワーは柔軟な体から生まれる!

ただ、初めにも言いましたが、筋トレを全くしなかったら力のあるボールは投げられない。
だから、ここでは筋トレをやる上での注意したい点を紹介します。

筋トレは重たい物を持ち上げたりして、体に負荷を掛けます。
細胞を壊して、修復。壊しては修復を繰り返すことで、筋肉細胞を太い物にしていきます。
切り傷でも、修復の時に皮が少し厚くなるのと同じ原理です。
細胞の方は負荷に耐えられるように免疫力が付くんですね。

でも、体に負荷を掛けている時点で、言ってみれば少しケガをしてるんですよ。
だから、このケガの許容範囲が大きすぎれば、大きな故障になってしまい、最悪の事態ではプレーに支障が出たりするわけです。
それに、筋トレで強靭な体を作ることによって、しなやかな体を失ってしまうこともあります。

パワーは柔軟な体から生まれる!」でも書いてますが、しなやかで可動域の大きい体の方がムキムキの体よりもパワーが出るってこともあるのです。
なので、筋肉をつける時に注意するのは、柔らかい筋肉を必要箇所に付けるってことです。

体はバランスを保っています。
一箇所に筋肉を必要以上に付けると、それを支える部分に負荷が掛かり過ぎて故障の原因になったりします。
例えば、上腕二頭筋ばかりを鍛えると、三角筋に掛かる負担が大きくなったりします。
だから、筋肉を付ける時はバランスを考えて鍛える必要があります。

それともう一つ、ピッチャーにとっての筋トレで大事なのが、フォームに邪魔にならない筋肉を付けることです。
邪魔にならない筋肉?
どういう事かと言うと、筋肉で大きくなった分、可動域が小さくなってしまう事があります。
先ほども言ったように、可動域が大きいほど大きなパワーを生みだす事ができます。
振り子で言えば、振り幅が大きい方が振れ幅も大きくなります。
この振り幅が可動域です。
投げる時に、大胸筋が邪魔になるってことはよくある話です。

「柔らかい筋肉を必要箇所に付ける」これに注意して筋トレをしましょう。

少年野球教室.com



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