ピッチング編 コントロールを付けるには

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コントロールを付けるには

コントロールが悪い一番の原因は、フォームにバラつきがあるからです。
ボールを放すタイミング、足を下ろす位置、体の倒れる方向、これら全てにバラつきがあるから毎回違うところにボールが行ってしまうのです。

頭では、いつも同じタイミングで投げているつもりでも、体のバランスが少しズレるとボールは思ったところにいきません。
特に小さい子供は、足腰の力が弱いために上半身にバラつきが出て、コントロールが悪くなってしまいます。
なのでコントロールを安定させるには下半身の強化が欠かせないのです。

足腰を強化するには、スクワットをしたり走りこみをしたり筋肉の強化が必要です。
でもこれらは、直ぐに効果が現れるものではありません。
せいぜい半年くらい続けて、少し効果が見え始めてくるぐらいのものです。
それよりも早く修正する方法は、フォームを固めることです。
もちろん筋力アップも必要なので筋トレと並行して、フォーム固めに取り掛かります。

コントロールは常に同じ投げ方で、同じタイミングでボールを放せば乱れる事はありません。
でも、ランナーを背負ったらセットポジションになったり、疲れが出てくると腕が下がってきたりするので、どんなピッチャーでも常に同じフォームで投げるのは難しい事です。
だから試合中に少しずつ修正をしていく必要があるのですが、それは経験によって身に付けていくしかありません。
前置きが長くなりましたが、『いつも同じフォームで投げるとボールは安定する』という事は覚えておいて下さい。

では、どうすればフォームを固める事ができるのしょうか?
それは、何度も同じ動きを繰り返すことです。
私生活でも、初めは苦痛に思うことでも、習慣としてやっているといつの間にか当たり前のように出来ることってあります。
これは、行動を繰り返すことで、潜在意識となるからです。

フォームに関してもこれと同じで、初めは「腕を上げて、肘出して、腰を回転させて、体重移動を・・・・」と考えますが、同じ事を毎日繰り返していると「腕を上げて、肘出して、腰を回転させて、体重移動を・・・・」なんて考えなくてもファームが固まってくるのです。
そこで、おすすめの練習法がシャドーピッチングです。
シャドーピッチングでは、ボールを使わないのでフォームの確認に集中することができます。
では、やってみましょう。まずタオルを用意して先を結びます。
後は、結んでいない方を持って投球動作を繰り返し、フォームを固めていきます。
出来れば、カガミやガラスなど姿が見えるところで行うと、フォームの確認がしやすくなります。

シャドーピッチングなら家の中でも出来るので、毎日続けられます。
これは、どんな練習にも言えることですが、繰り返し行う事が大切です。
繰り返す事で体がフォームを覚えて、安定したボールを投げられるようになるのです。


少年野球教室.com



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