下腿部(ふくらはぎ)の効果と鍛え方
下腿部(ふくらはぎ)の効果と鍛え方
下腿部(かたいぶ)の筋肉は、ふくらはぎにある筋肉の事で、主に腓腹筋、前脛骨筋、ヒラメ筋、アキレス腱によって構成されています。
腓腹筋(ひふくきん)とは、つま先で立った時に盛り上がる部分の筋肉で、走る時に重要な筋肉です。
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)とは、先程の腓腹筋とは逆の筋肉のことで、つま先を上げる動きを助ける筋肉のことです。
【ピッチャーの効果】 下半身のバランスがよくなり、コントロールが良くなります。 |
【バッターの効果】 下半身のバランスが良くなることで、フォームを崩しにくくなります。 |
【野手の効果】 瞬発力がよくなり、球際に強くなります。 また、ジャンプ力もアップするので守備範囲が広くなります。 |
下腿部の筋肉(特に腓腹筋)は、走塁に大きく影響する筋肉です。
盗塁のように、スタートダッシュに大きな力を発揮します。
足を早くしたければ、まずはこの下腿部を鍛えるのが有効です。
また、下腿部の筋肉は足首の動きを助ける筋肉です。
その為、前後左右に対するバランス力がアップし、守備の時に無理な姿勢での捕球や送球が出来るようになります。
下腿部の筋肉は、守備面や走塁面の向上に欠かせない筋肉です。
【下腿部(かたいぶ)の鍛え方】
下腿部の筋肉の鍛え方は、つま先を動かすことで鍛えられます。
腓腹筋(後ろの筋肉)はつま先立ち、前脛骨筋(前の筋肉)はつま先を上に上げて鍛えます。
右図は、腓腹筋の鍛え方です。
肩にバーベルまたはダンベルを持ち、カカトを浮かせます。
図のように、つま先部分に板を入れることによって、負荷を強くすることができますが、平らなところでやっても効果はあります。
初めは、バーベルを持たずに馴らしていくのも良い方法です。
注意点は十分にアキレス腱を伸ばしてから行うことです。
初めから無理なウェイトで始めたり、急な上げ下げはアキレス腱を痛める危険性があります。
右図は腓腹筋(後ろの筋肉)を鍛えるもので板がつま先にありますが、この板をかかとにしてつま先を上げる事で前脛骨筋(前の筋肉)を鍛えることができます。
前脛骨筋は足首のバランスを取る筋肉なので、腓腹筋と前脛骨筋をバランスよく鍛えましょう。
回数やウェイトに関しては、『瞬発力を付ける!〜最大筋力の調べ方〜』を参照。
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