走塁編 スライディングをする理由

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スライディングをする理由

スライディングにも種類があって、ヘッドスライディングとか普通の足から滑り込むスライディングとかあります。
で、そもそもなぜスライディングをするのか分かりますか?
答えは、早くベースに到達するから・・・じゃないですよ!
じゃあ何なのか?スライディングをする本来の意味を解説したいと思います。

一塁だとベースを通り抜ける事ができます。(牽制の時は別)
でも2・3塁では通り抜けができません。走り抜けた場合、タッチされれば当然アウトになります。タイミングが微妙な時に全速力で走っていって、ベース上で急ブレーキ!なんて出来れば良いのですが、そんな事はできません。
ゆっくり走ってだったら止まることも可能ですが、スピードを落とさずに止まるには滑り込んで止まるしかありません。
これがスライディングをする理由です。
なので、結局はスライディングが早いってことで、先ほどの答えでも間違いではないのですが、一塁みたいに走りぬけが出来るのならスライディングをしない方が早いです。

じゃあ今度はなぜホームでもスライディングをするのかです。
ホームだと走りぬけも出来ます。でもセットプレーになるとほとんどの場合スライディングをしますよね。
あれはなぜでしょうか?
答えは、キャッチャーが邪魔で走りぬけが出来ないって事と、重心を低くして相手のタッチを逃れる為です。
キャッチャーがタッチのしやすい状態、つまり立った状態ではアウトになる確率は極めて高くなります。
それよりも、重心を低くしてキャッチャーがタッチをしにくい様にするのが目的です。
だから、ホームへ滑りこむ時にキャッチャーの正面に滑り込んだのでは全く意味の無い事をしてるってことです。
運良くその衝撃でキャッチャーがポロっとボールを落としてくれれば別ですが、ホームへ滑りこむ本来の意味とは別のものになってしまいます。

ホームへ滑り込むときはキャッチャーのタッチを避けるようにして、手でベースを触るようにするのが正しいやり方です。

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