打撃編 ホームランを打つのに必要なパワーとは?

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ホームランを打つのに必要なパワーとは?

野球をやってる人であれば、誰だってホームランをかっ飛ばしたいと思います。
ただホームランってのは、そう簡単には打てません。
なぜなら、@パワーAタイミングBボールを打つ場所の3つの要素が必要だからです。

仮に、
@自分のパワーが100
Aドンピシャのタイミングが100
B飛距離の出るボールのポイントが100
とした場合、全ての項目で90以上を出さないとホームランは出ません。

詳しく説明すると、
@自分の力が100あったとすると、打つ瞬間に90以上の力が出ていること。
・・・バットとボールが当たる瞬間に最大限の力が出るようにする。
A打つタイミングのドンピシャが100とした場合、早打ち・振り遅れが10以内であること。
・・・タイミングが早すぎても・遅すぎてもダメ。参考⇒〜タイミングの取り方〜
B飛距離の出るボールの位置を打つ。
・・・ボールのど真ん中を打ったのでは飛ばない。参考⇒〜ボールを打つ場所〜

要するにホームランっていうのは、いくらパワーがあってもタイミングやボールの位置が悪ければ打てないし、逆にタイミング・ボールの位置が完璧でもパワーがなければ打てないってわけです。

タイミング・ボールを打つポイントについては、別ページで書いてるので参考にして下さい。
なので、ここでは@パワーについての説明をしたいと思います。

先ほどはパワーを100と仮定しましたが、100よりも200。200よりも300というように力が強いほどホームランを打つには有利です。
で、このバッティング時のパワーですが細かく言うと3つに分類されます。

一つ目はスイングスピードです。
時速20キロの車より時速40キロの車の方が危険なように、スピードと力は比例します。
だから、スイングスピードを高めることは大切です。
スイングスピードを上げるには

二つ目は腕力や足腰の筋肉です。
ボールを打つ瞬間って言うのは、少なからずバットが押し戻されます。
この押し戻されるのを防ぐには腕力が必要になってきます。

ホームランに必要なパワー
そして三つ目は軸です。
コマを想像すると分かりやすいですが、コマが倒れる前というのは軸がブレてきます。 軸がブレてくるとパワーが逃げてしまいます。
だから、軸っていうのはパワーを支える上で、最も大事な部分です。
この軸(体幹)はバッターによって若干違っていて、例えばイチロー選手なんかは前足の方になります。
しかし、松井選手のようなホームランバッターは後ろの足に軸がくることが多いです。

だから、軸はどこって決め付けることよりも、「自分の軸はどこにあるのか?」って事を考えてスイングすることが大事です。
で、この軸がブレないようにするには、やはり足腰の強化が欠かせません。

「もっと腰を回せ!」と言われても、人間の体は腰が回転しないようになっています。
なので、いくらそんな風に指導したって理解できるはずがありません。
そうじゃなく、軸足から腰、腰から肩、肩から腕、腕からバットへと力を伝導させるんだよって事を教えてあげれば分かりやすいと思います。

体幹を鍛えて軸のブレに気をつけるだけで、飛距離は格段にアップします。

少年野球教室.com



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