アッパースイングの治し方

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アッパースイングの治し方

アッパースイングになる原因で考えられるのは、
●自分の力とバットの重さが合っていない。
●打つ瞬間に重心が後ろに残りすぎている。
のどちらかだと思います。

もし、バットが重すぎるなら、フォームを崩す原因にもなるので、自分にあったバットに持ち替えるのが無難です。
重たいバットの方が、バットのスイング力はアップして飛距離も伸びますが、その分スイングスピードは落ちてしまいます。
スイングスピードが落ちてしまうと、しっかりとボールを捉える事が出来ずにバッティング自体が悪くなってしまいます。
それに、振りきれないバットを使っていたのでは、フォームを崩す一番の原因にもなるので自分にあったバットを使うようにしましょう。

それとは違って、バットはそれ程重たくないのに、アッパースイングになる人は、体重が後ろに残り過ぎている可能性があります。
丁度、松井秀喜選手のようなバッティングフォームをイメージすればよいかと思います。

松井選手のようなスイングは、後ろの足に軸を置き(重心が後ろ)、バットのヘッドが返った時により力がバットに加わるようなフォームです。
力の加わりは強いのですが、ヒットを量産したり安定したバッティングには不向きとなります。
で、こういったスイングが決して悪いとは言わないのですが、素振りでしっかりとフォームを固めておかないと、アッパースイングになってしまうのです。

なので、上級者向けのバッティングフォームと言えます。
基礎がしっかり出来ていない間は、軸の位置を後ろではなく、体の中心(前足・後ろ足に均等の力)に持ってくる方が良いと私は思います。

しかし、そうは分かっていてもクセで体重が後ろに残ってしまうと言う人もいます。
そのような人に、おすすめの矯正方法を紹介します。

アッパースイングの治し方
体重が後ろに残り過ぎていると言うことは、前に重心が掛かり易いようにスイングをすれば良いのです。
実際には、右図のように右足を台に乗せてスイングすると、必然的に左足に体重が乗ってアッパースイングの矯正になります。
ほどよい台が無ければ、坂道でも良いし階段でも良いです。
坂道や階段でも下り方向に向かってスイングをすれば、体重移動が前に移りアッパースイングの矯正になります。

また逆に、バッティングの時にどうしても突っ込んでしまうと言う人は、前に乗りすぎた体重を後ろにしてやる必要があります。
アッパースイングの治し方
その場合は、先程とは逆で図のように左足が高くなるようにスイングをすれば、後ろに体重が乗って突っ込むのを抑えることができます。

平坦な場所ではなかなか身につきにくいことでも、少し手を加えてやれば簡単に矯正の練習ができるようになります。

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