見逃しが多い時には・・・

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見逃しが多い時には・・・

バッティングにおいて、"見送る""見逃す"、一見すると同じように思いますが内容は全く異なったものです。
"見送る"とは、ベンチからの指示であったり、相手ピッチャーとの駆け引きなどで、”あえて打ちにいかない姿勢”のことです。
反対に"見逃す"とは、バッターの力不足や不注意など、結果的に打てなかった事を指します。
見送る行為には打者の"行動の選択"がありますが、見逃しには"受身"でしかありません。

もちろん、バッティングは受身で成功する確率は低く、積極性が必要になってきます。

バッターがピッチャーのボールを見極めて打つとき、『目からの信号を脳に送って、脳からの情報を受けとって』打ちます。
例えば、内角低めのストレートが来た場合、頭の中では『内角低めのストレートだ!』と目からの情報を脳がキャッチして、その『内角低めのストレートだよ!』という情報を身体に送ってバットを振り始めるのです。
どんな情報も一旦は脳に入って、脳から情報が出てくるんですね。
中には反射神経といって、目の前にボールが飛んできたりすれば、反射的に目を閉じてしまうものもあります。
これは、目の前にボールが飛んできた場合に『あ~ボール!』と思っている瞬間に目がしっかり閉じてるんです。
イチロー選手なんかは、この反射的にボールを打つこともあるようですが、技術の発達していない凡人には、とても出来てたことではありません。

なので、バッティングでは目からの情報を如何に早く処理をして、いかに早く身体へ情報を送るかが勝負なわけです。
もっと言えば、頭の中で情報を受け取る準備が必要なわけです。

この情報を受け取る準備は、打席に立つ時から既に始まっています。
つまり、『よーし!打ってやるぞっ!』という気持ちがなければ、頭は情報を受け取る準備ができないのです。
この気持ちがないと、受身になってしまい"見逃し"も多くなるのです。

当然、見逃しが多くなるとカウントが悪くなり、心理的にもピッチャーが有利になってしまいます。
なので、見逃しを予防するには、『よーし!打ってやるぞっ!』という積極的な気持ちが大事なんですね。

見逃しが多い、または中々結果が出ないっていう人は、もう少し積極的なバッティングを心がけてみてください。
バッティングは、積極的に打ちにいく方が、良い結果に繋がることが多いです。

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