飛距離を出すバッティングとは

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飛距離を出すバッティングとは

バッティングで強い打球を打つには、テコの原理を利用することです。
テコの原理を利用し、インパクトの瞬間に最大の力を出すことが重要になります。

では、インパクトの瞬間に最大の力を出すとはどういうことでしょうか。
これは、体を「ムチ」のように使うことです。
この考え方はピッチングでも同じで、ムチの原理については『ピッチャー・トレーニング法①【スピード編】腕・肘の使い方』で説明したのと同じことです。

ムチを使ったことのある人はそれ程いないと思いますが、ヒモの先を結んだものを用意すると分かりやすいと思います。
この結んだ先っぽに最大の力を掛けるにはどうすれば良いのか?を考えるのです。

先っぽに力を加えるには、垂らした状態から一気に振ることです。
この状態をバッティングで再現すると、構えから振り出しまでは力を加えず、インパクトの瞬間に”グッ”と力を加えるのです。

イメージとしては100の力があったとすれば、この100の力をインパクトとまで使わずにインパクトの瞬間に一気に出す感じです。
実際には振り出すにも力が必要なので、インパクトの瞬間だけ力を出すなんてことは出来ませんが、イメージとしてはそんな感じです。
要するに、ボールを打つポイントまで無駄な力や動きを加えないことが重要になります。

では実際にどのようなスイングが理想かといえば、
●力を抜いて構える
●ボールのポイントまで無駄な力を入れない(最短距離で振る)
●ボールに当たってからのフォロースルーを大きくする
の3つです。

特に最後のフォロースルーを大きくすることが、飛距離アップには重要です。
フォロースルーを大きくするといっても、ボールを打った後での話しなので、関係ないように思いますが、要は手首で返すのか腕で返すのかといったところです。

飛距離を出すバッティング法
ボールを打つ瞬間に手首で返すと、肘が曲がった状態になります。
これでは、テコでいうと支点が肘になってしまいます。
そうなれば遠心力が弱くなり、バッティング時のパワーも落ちます。
そうではなくて、肘を伸ばして支点を肩に持ってきます。
肩を支点にするには、フォロースルーを大きくして腕が伸びた状態にしなければいけません。

このフォロースルーを大きくするには、素振りの時から意識をしたり、専用のトレーニングバットで振ることで大きくなります。
フォーロースルーを大きくする感覚としては、バットを放り投げる感じです。
主に内角なら引っ張る・外角なら流すように打ちますが、そのボールを飛ばす軌道に対してバットを放り投げる感じです。

飛距離をアップさせるには、ピッチングの腕の振り方と理屈は同じで『後ろを小さく・前を大きく』することがポイントです。

で、この『後ろを小さく・前を大きく』を身につけるのにおすすめなのが、『パワースラッガー』という練習用のバットです。
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作りを簡単に説明すると、バットの先っぽから根元までの間をオモリ(黒い部分)が移動します。
振り始めはこのオモリが根本にありますが、振った遠心力で先へ移動します。
つまり、振り始めはコンパクトに、フォロースルーは大きくなる画期的な練習用バットです。

サイズも子供用から一般用まであります。私のイチオシ練習用具です。

★関連サイト★
⇒パワースラッガー
⇒ホームランを打つのに必要なパワーとは?
⇒少年野球バッティングフォームの作り方

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