素振りのポイント

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素振りのポイント

素振りは、やった分だけスイングスピードがアップします。
だから毎日、日課として素振りを行うことをおすすめします。
ここでは素振りで使うバットの選び方と、素振りのポイントについて解説したいと思います。

まずは素振りで使うバットの選び方からです。
お店へ行くと、素振り用のマスコットバットが売ってあります。
マスコットバットは、通常のバットよりも重たく出来ていてトレーニング用として作られたものです。
プロの選手なんかはバッティングの時に、このマスコットバットで打ったりします。

しかし、このマスコットバットは筋力がある程度ついていないと、振りこなす事ができません。
だから、マスコットバットはある程度振れるようになってから使用するのが望ましいです。
特に小さい子供の間から、このような重たいバットを振る必要はありません。
理由は、フォームを崩す原因になるからです。
トレーニング用に作られたバットですが、フォームを崩してしまってはトレーニングになりません。

なので、素振り用のバットは『しっかり振れるバット』がおすすめです。
しっかり振れれば、少し重たいかなと思うバットでも問題ありません。
素振りは、『フォーム固め』と『スイングスピードを上げる』トレーニングです。
だから、全く振れないバットを使ったのでは、トレーニングにならないと言う事です。

そして、金属よりも木製バットがおすすめです。
なぜなら、金属バットだとグリップにテープが撒いてあるのですが、素振りを毎日やっていると直ぐにめくれてきます。
もちろん、張替えることも可能ですが、そんな事をしているとお金が掛かってしまいます。
それに、グリップ力がありすぎて、手の皮への負担が大きくなります。
だから、素振りには木製バットを使うことをおすすめします。


次に、素振りをする時のポイントです。

素振りをするときは、課題を持って行うことです。
例えば、腰の動きを重点に行うと決めたら、腰の動きに意識を集中して素振りを行うことです。
同じ箇所を重点的に繰り返し行うことで、強化できます。
ヘッドの下がりを意識するなり、ワキの開きを意識するなり細かい箇所に課題を持って行うと効果は大です。

それから、相手ピッチャーが投げてくるボールを想定して振ることも大事です。
振りかぶった時に足を上げるなど、実践を想定した素振りをしましょう。
またコースを定めて振ることも大事です。
10回ごとにコースを変更するなど、あらゆるコースを想定した素振りが大事です。
それによって、内角打ち・外角打ちのフォームも固まります。

先ほども言ったように、素振りには『フォーム固め』『スイングスピードを上げる』効果があります。
フォーム固めとは、前述のように修正箇所を重点的に行ったり、コースを想定して振ることで強化できます。
もう一方のスイングスピードの強化では、「スイングスピードを上げるには」でも解説しているように、おもいっきり振る事が大事です。

つまり、前者の『フォーム固め』と、後者の『スイングスピードを上げる』では、素振りのやり方が異なってきます。
前者は「確認」が大事ですから、おもいっきり振る必要はありません。

この2つの素振りを日によって変えたり、あるいは回数によって変えたりしながら両方を鍛えることが大事です。

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