筋トレをやると身長は伸びないのか?

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筋トレをやると身長は伸びないのか?

『成長期に筋トレをすると身長が伸びない。』とは良く聞くものです。
しかし、これは本当なのでしょうか?
実は、筋トレをすれば身長が伸びないって言うのは、何の根拠もない迷信なのです。
断言出来ます。
筋トレをやっても身長は伸びます。

体に負荷を掛けるから、身長の妨げになるように何となく思いますが、筋トレをやったからって身長が止まるってことはありません。
だから、この点に関しては心配せずにトレーニングを行ってください。
むしろ逆に、体を動かすことで成長を促すという声もあるくらいなのです。

けれども、体の出来ていない小・中学生がトレーニングをする際に注意する点がいくつかあります。

それは、間違ったフォーム、あるいは知識でトレーニングを行うことです。
成長期にある子供の関節や節々は弱いものです。
そこに間違ったフォームや知識のないままに自分のウェイト以上の重さでトレーニングをすることはとても危険です。

成長期の子供は関節を痛めやすいからトレーニングを避けると言ったことも聞きますが、それは正しい判断だと私は思いません。
正しい知識を持ってトレーニングを取り入れるべきです。
車の操縦を知らずに運転することはとても危険ですが、正しい知識を持って運転すれば恐れるものではありません。
それと同じで、上手く活用できるようにすることが大事だと思います。

さて、トレーニングの仕方に関しても間違った点があります。
それは、バーベルやマシンを使うと負担が大きいから、腕立てや懸垂をやるといった事です。
結論から言いますと、腕立てよりもバーベルを使った方がよほど安全だと言う事です。
それはなぜか?

最大筋力を調べる』のところで触れたことですが、高負荷・低回数は瞬発力が付きやすい代わりに、怪我をしやすいデメリットがあります。
腕立てや懸垂は自分のウエイトを負荷に変えたトレーニングです。
特に懸垂なんてのは、モロに体重が腕に掛かってきます。
つまり、高負荷・低回数の状態にある訳です。

それよりも、バーベルやマシンで重さを調整し、少しづつウエイトを上げていくほうがずっと安全なのです。
通常ですと、最大筋力の75%で回数10回程度が理想とされていますが、成長期の子供に関しては60%くらいまで落として回数20回くらいでも良いくらいです。
詳しくは⇒最大筋力を調べる

最後にもう一度言いますが、筋トレが身長に悪い影響を与えることはありません。
ただし、間違った知識でやると筋肉や関節を痛めることがあります。

その辺りを認識した上で、トレーニングを行うことが大事だと思います。

★関連サイト★
⇒瞬発力を付ける!~最大筋力の調べ方~
⇒身長は必ず伸びる!

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